和歌山市内にある和歌山県立近代美術館では、興味深い展示が数多く行われています。今回見てきたのは、和歌山からアメリカへと移住しながら彫刻や絵画の道を究めて行った芸術家たちの作品が並ぶ展覧会でした。
実は、和歌山県は、海外への移民が全国第6位に上る「移民県」。
展示されていた絵画は、明治以降に、海を渡った芸術家たちが、どんなものに憧れたか、そして、渡米してアメリカに住んでから、どんなに日本を恋しく思っていたかがにじみ出るような絵画ばかりでした。
広々とした空間と、静寂の中で、数多くの作品を閲覧できる和歌山県立近代美術館では、私が見てきた展覧会のほかに、小企画展「原勝四郎と同時代の画家たち」も開催されており、高村幸太郎の作品や、黒田清輝の作品を見ることもできました。
今後も、興味深い展覧会が続くようです。
ぜひ、ホームページをチェックしてみてくださいね。
躍動感あふれる兎の彫刻は、いつ行っても、出迎えてくれますよ!