自分だけの「守り本尊」をご存知でしょうか。
よく生まれ年の干支となぞらえて、例えば寅年だったら虚空蔵尊にお参りに行ったりした経験がある、という方もいらっしゃるかも。
仙台には江戸時代から、卦体神(けたいかみ・けでがみさん)という、自分の干支の守り本尊を信仰するという風習が色濃く残っております。
そのため、この干支の生まれの守護神はここ!ときっちり決まっておりまして、お正月の初詣などには自分の守護神の鎮座する場所までわざわさ足を運びます。まあ最近は1ヶ所で十二支全部お参りができます、といった効率的な寺社もできていますが。せっかくなので順番にご紹介しましょう。まずは子(ね)歳から。
子(ね)歳の守り本尊は千手観音です。千手観音を祀る寺社は沢山ありますが仙台の子年生まれはこの宮城野区原町にある「善入院観音堂」にお参りに来ます。
何故rかはわかりませんが、大崎八幡宮の卦体神の説明欄にそう書いてあるんです。
手前が駐車場になっていて、奥へ進むと巨大なイチョウの木や本堂が見えてきます。
フムフム。なるほど。
なかなか趣のあるお堂です。この時、自分以外に誰も居なかったにもかかわらず、境内の植木のあたりから突残物音が!
あ、猫さんでしたか。まだ小さいですね。兄弟もいるようで。
いやいや、ネズミのお堂に猫がいていいのでしょうか。
この観音堂に行ってみたいという方に地元情報をひとつ。
原町商店街の表側に国道45号が通っているんですが、その並びに「アップルパイが超美味い」お店があるんです。シークリームやリーフパイなんんかも絶品で、お土産の菓子折りで持って行くと間違いなく喜ばれる大定番のお店で「パイ&シューすがわら」といいます。
こちらは別枠でご紹介しますが、仙台の街中とはちょっと外れた場所なので、お参りの足で是非寄ってみてくださいね。