パン屋さんと一括りにいっても、ラインナップや店内の雰囲気はお店それぞれ。今回ご紹介するのは、佐賀市富士町、山間にある昔ながらのベーカリー「たなかのパン」です。
市内で数カ所の直売所でも一部を販売していますが、お店に行くのは初めて。市街地から車でひたすら北へ進んだ、自然豊かな場所で営業しています。なんと創業108年!もともとは飴菓子店だったのだとか。
「残り少ないですがごゆっくりご覧くださいね」とお声かけいただきました。真ん中の机に、行儀よく、でも自然に並べられたパンたち。
一見、普通の食パンですが、いちごジャム、コーヒー、フルーツミックス、チーズ、クロワッサン…などなど、種類さまざま。中の生地に練りこまれています。
こちらはシンプルでスタンダードなラインナップ!1つ1つ、個包装なのも嬉しい♪
ホットコーヒーが100円で販売されています♪中はログハウスのようで、温かくて誰かのお家にお邪魔しているような気分。ちなみに店内に入るとき、靴を脱いでスリッパに履き替えるようになっています。パン屋さんらしからぬシステムにびっくり&ほっこり。
昼食後だったので、次の日の朝ごはんや、おやつ感覚で食べられるものをチョイスしました。
ふわふわながら噛むとしっとり感のある、小麦の甘みが優しい山型食パン。
食べるときはやはり厚切りで!
あんぱんとメロンパンのいいとこどり、アンメロン!おまんじゅうのような見た目ですが、上にのったほろほろのクッキー生地がスイーツ感をプラスしてくれます。
イマドキな、おしゃれなパン屋さんも大好き!でも華美すぎず、小麦本来の美味しさを最大限に活かした素朴なパンも大好き。「そうそう、これが食べ立った!」と思わず手にとりたくなる、どこか懐かしいパン屋さんでした。