ゴールデンウイークが近付くと、あちこちの神社で年に一度の例大祭が開催されます。先日は日曜日の青空に誘われてちょっと足を伸ばし、太白区の生出森八幡神社里宮(おいでもりはちまんじんじゃさとみや)に行って来ました。実はこの神社は、太白山の中腹に本宮(ほんぐう)があり、この「里宮(さとみや)」に対して「岳(嶽)宮(たけみや)」「山宮(やまみや)」と呼ばれます。
仙台駅から地下鉄南北線で約20分。長町南駅からバスに乗り換えてさらに30分。「神社前」というバス停は無いので。バスの運転手さんや乗り合わせた地元の方の情報を頼りに最寄りの降車場所を決め、歩くこと約7分。急に視界が開け、小出森八幡神社の見上げるような幟が視界に飛び込んで来ました。
市街地ではとっくに葉桜になっていたのに、このあたりはまだ八重桜が見頃ですね。
初めて訪れた神社なのですが、どうしても一度来てみたかったんです。この社殿が仙台市登録有形文化財に指定されているから、というだけではなく「神楽(かぐら)が奉納されるからです。宮城県内にはお神楽を奉納する神社は結構あるんですが、なかなか機会が無かったので初参戦することにしました。
国鎮之舞(くにしずめのまい)。土地を祓い固め神を鎮めまつる舞。(HPより)笛や太鼓の音に合わせなかなか動きのある舞です。
注連切之舞(しめきりのまい)「注連(しめ)」とは範囲を区切ることでそれを切って国を広げることから、国の繁栄を祈る舞。(HPより)勇壮な舞です。黒いお面に金色の目から放たれる眼光が鋭いです。
神子之舞(みこのまい)汚れのない神子による祈祷の舞。舞手は少女であり、化粧をして宝冠をかぶり、後髪は束ねて 雄蝶の紙型をつける。(HPより)可愛らしい神子さんが登場すると一気に場が和みます。
午前中の演目が終了すると。神子さんたちから紅白の餅が撒かれました。私も赤白ひとつずつ拾えたので満足です。
可愛らしい神子さんは小学校4年生。お父さんもベテランの舞い手なんだそうですよ。
演舞は午後も続きますが、とりあえず午前の部を堪能したので撤収。来週は秋保の田植え踊りを見に行こうと思います。