前回書いた神泉苑の続きです。

ここで是非ともやってもらいたいのが、1つだけ願いを叶えてくれると言われているお詣り方法です。

まずは境内図でそれぞれの場所を確認。
「万丈」と書かれているところが寺務所です。

こちらで、願いの叶う「善女龍王守り」(600円)を買ってください。
種類は九星別と色別(赤・紺・緑・だいだいの4色のお守りがあります。
ご自身の好みで選びましょう。

私は自分の九星のものを買いました。
買ったお守りを胸に抱き1つだけ叶えたいことを強く願います。

この時に欲張っていくつも願うと、何も叶わないと言われています。
くれぐれも厳選して1つだけにしてください。

そしてその想いを抱えたまま法成橋を渡ります。
前回拝借した画像ですが、この赤い橋が法成橋です。

この太鼓橋は傾斜があり、結構渡りにくいのですが、しっかりと願いながら歩いてください。

渡りきると善女龍王社(ぜんにょりゅうおうしゃ)があります。
拝殿脇から奥に入れるので、お進みください。
そして改めて善女龍王様にお願いをします。
これで願いを聞き届けて頂けます。

ところで私は今回伺ったのは2回目ですが、前回に気づかなかったものがありました。
善女龍王社の右隣に小さめの祠らしきものが・・・
何かわからなかったのでお寺の方に聞いたら、こちらは閼伽水(あかすい)ということでした。
閼伽水とは神仏にお供えする水で、こちらは井戸になっているそうです。

ところで拝殿に絵が飾られていたので、そちらも紹介します。
善女龍王様と思われるお姿、そしてこちらは龍のお姿と思われます。
少し覗くと見えますよ。

そういえば善女龍王様の話をしていませんでした。
天長元年(824)に日本中が日照りに襲われ、当時の天皇が何とかせよと弘法大師空海に命じたそうです。

そこで空海は北インドより善女龍王様を勧請(神様にわざわざ来ていただくこと)、来られるとたちまち日本中に雨が降ります。
それをきっかけに善女龍王様は、この地に住まれることとなりました。

超絶簡単に書きました。

善女龍王社の前には恵方社があります。
こちらは祠の向きが変わるようになっていて、その年の恵方を向いて参拝できるようになっています。
今年の恵方は東北東なので、祠の向こうが東北東です。


神泉苑の法成池の周りには様々な末社が祀られています。
よかったら次も見てくださいね。





神泉苑
住所:京都市中京区御池通神泉苑町東入る門前町167
拝観時間:7:00~20:00(寺務所 9:00~17:00)
拝観料:無料
その他:駐車場無し