有田陶器市のあと、少し足を伸ばして「伊万里焼窯元市」へ。有田陶器市ほどの規模ではありませんが、こちらでもGWの時期にお安く買えるイベントが実施されています。
駐車場から会場へと向かう橋にも、陶器の装飾が。そのほか、トイレや休憩所などにもあり、「焼き物の町だなぁ」と感じるとともに、伊万里の方々には日常の中に当たり前のように伊万里焼が馴染んでいるのかな…と考えたり。
有田陶器市と違い、こちらはゆったりとした雰囲気で、人でごった返すということはなく。それぞれが散歩のペースでのんびりと窯元の販売所を巡っています。窯元市とはいえ、もとの価格が少しお高めなので、有田陶器市と比べると全体的にはやはり少しお高め。それでも20~30%引きだったり、掘り出し物もたくさん。
伊万里焼の中では色味が鮮やかな「色絵」。白磁をベースに、繊細なタッチで描かれた絵は儚さもあり、どこか強さもあり…奥ゆかしい。
艶やかな白磁に赤や緑、黄を主に絵付きした「魯山窯(ろざんがま)」。恐れ多くて近付けない壺棚…ため息が出そうな緻密な絵柄です。昔、将軍への献上用として浸透していたとか。旧鍋島家御用達しだったそうです。
伊万里焼の中では少し若い人向けというか…少しカジュアルなものも揃う「青山窯」も相変わらず人気です。
比較的シンプルですが、カラー展開が豊富だったり、ミモザの絵柄が描かれたものもあり、少し波佐見焼にも似ているような。日常使いしやすそうな陶器が揃っています。
1つ1つ、窯元の建物が立派!中はまるで、陶器ミュージアム。
そして、個人的に大好きなのが大川内山の磁器風鈴。こちらは少し大きめのもの。お店によっては軒下で風に揺れているところも。繊細な、古典的な絵柄と風鈴の音は、どこかノスタルジックで懐かしさもあるような…見た目も音色も涼し気で美しい。家にも伊万里風鈴があるのですが、来年こそは「伊万里風鈴まつり」に行きたい…!
左側の、脚付きの小皿と醤油さしを買いました。小皿を買ったところは箱の中にドサッと陶器が。値札がないので聞いたところ、なんと言い値で販売、とのこと!基本は1つ500円からだそうですが、2つセットで買ったこともあり、2つで800円で購入できました。ラッキー♪
※醤油さしは文三窯(三宅製陶所)で。ここも比較的、お手頃価格で購入できます。来年も絶対、伊万里までしっかり満喫したいところ。そのまえに、風鈴祭りも…行けた際はレポートしたいと思います!
【伊万里焼窯元市】
4月29日~5月5日開催