引き続き伏見稲荷大社御旅所をご紹介します。

まずは御旅所のどこに神様が祀られているのか、地図を見てみましょう。
※申し訳ありませんが地図を拡大してください。
 3つの社が出た所で更にもう一度拡大すると4つ目も出ます。


御旅所の南に4つの社があり、それぞれ違う神様が祀られています。

その前に、ここは北側にも鳥居があります。
中から見た様子です。
左側が巫女舞が行われていた所、右側がお神輿が格納されている所です。
では北からご紹介しましょう。

まずは下命婦社。
そしてこちらが上命婦社。
いや、そっくりやん。

こちらは2つとも、祀られているのはお稲荷さんの眷属(けんぞく)である「白狐」です。
ちなみに眷属とは「神様のお使い」という意味です。

他の神社では狛犬がいますが、お稲荷さんは狛狐ですね。
その狛狐が白狐で、祀っているのが命婦社です。
基本的には一対(いっつい)で祀られており、そのため上下で2つの社があるのです。

伏見稲荷大社と言えばキツネ様を祀っていると思っている方が多いと思いますが、白狐はあくまでお使いです。

そしてお隣には稲荷大神。
伏見稲荷大社のご祭神は宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)を中心として、佐田彦大神(さだひこのおおかみ)・大宮能売大神(おおみやのめのおおかみ)・田中大神(たなかのおおかみ)・四大神(しのおおかみ)の五柱が祀られています。

この神様方を総じて稲荷大神と呼んでいるのです。

そして更にこんな神様も。
こちらは少し古びた社ですが、天照大御神と豊受姫命が祀られています。

豊受姫命(とようけひめのみこと)は、穀物と食物の神さまで、ご祭神の宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)と同一視だそうです。

天照大御神は言わずと知れた太陽神で、豊受姫命は天照大御神の食事をつかさどっていると言われています。

何かちょっとややこしい・・・

というわけで、御旅所のご案内でした。
伏見稲荷大社より行きやすいので、京都に来られた際は立ち寄られてはどうでしょうか?


よければ以下もご覧ください。



伏見稲荷御旅所(伏見稲荷大社、稲荷祭の案内
住所:京都府京都市南区西九条池ノ内町98
営業時間:24時間
拝観料:無料
その他:駐車場はありません