法然院は、哲学の道から少し東に入ったところにあります。
浄土宗の開祖・法然上人が開いた草庵が発祥となっている寺院です。
こじんまりとした境内には、本堂・経蔵・方丈などがありますが、境内以外は通常非公開。
今回は、青もみじの景色を求めて法然院へ行ってきました。
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青々と緑に覆われた参道から苔むしたかやぶきが趣のある山門が見えてきます。
山門をくぐると参道の両側に「白砂壇(びゃくさだん)」という白い盛砂があります。
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本来なら、白い砂壇の上に美しい模様が描かれているのですが、昨日振った激しい雨で砂壇が壊れた模様です。
作務衣姿の方たちが白砂壇を整えている最中でした。
美しい模様が見られなかったのは残念ですが、もしかしたらめったに見られない場面を拝見できたのかも!
ちなみに美しい模様の描かれた白砂壇はこちら。
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白砂壇の向こうには小さな石橋があり、その向こうが方丈。
右に曲がって奥には本堂があります。
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境内全体が緑の覆われて、清々しい香りが漂い、鶯の鳴き声にも癒されます。
慎ましい紫陽花の花手水も可愛い
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法然院は見事な紅葉が有名で、秋には多くの観光客が訪れます。
でも今のシーズンは訪れる人はまばらで、心行くまで景色を楽しむことができます。
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哲学の道も桜のシーズンが嘘のような静かさ。
ゆっくりと散策するだけで、心が浄化されるような清らかなオーラで覆われています。
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哲学の道から7分ほど歩いたところには永観堂禅林寺や南禅寺という観光スポットも。
清々しいマイナスイオンに包まれてみたい方はぜひ法然院、そして哲学に道へいらしてださい。
清々しいマイナスイオンに包まれてみたい方はぜひ法然院、そして哲学に道へいらしてださい。
法然院基本情報
住所 京都市左京区鹿ケ谷御所ノ段町30
境内自由