兵庫県姫路市家島町宮、フェリー宮港から徒歩約15分の所にあります。
フェリーを降りて、海沿いを散歩しながら歩いていくと鳥居が見えてきます。
海に面している場所は、「菅原道真公」が左遷により太宰府に向かう途中に参拝した場所。「詩ヲ書場」と伝承されています。
神武天皇が即位前に祈願されたと伝わる神社だそうで、ご祭神は大己貴命、小名彦命、天満天神です。

大鳥居の先の橋を渡ると階段が見えてきます。
地元の人に「長い階段が辛いで~」と言われていたので覚悟しながら登りましたが、事前に聞いていたからかさほど辛さは感じませんでした。
でも長いので行かれる方はお知り置きを・・・。
階段を上がると社務所がありますがそこを左に折れて、灯篭の道へと続きます。
こちらが家島神社の拝殿です。海に囲まれし小高い上にある神社に厳かな気持ちで手を合わせます。

境内地は岬の突端に位置し、境内全域にウバメガシ、シイ、トベラ等が生い茂り「天神の森」と呼ばれ瀬戸内海国立公園に指定されているそうです。また境内入り口には、菅公上陸の地とされる「詩オ書き石」と呼ぶ岩場があり、大鳥居横には万葉の歌碑があります。
帰りには鳥居の向こうには海が開けて、また違った神社の風景が見られます。

まるで手を合わせた思いをそのまま、広い海が受け止めて答えを出してくれているようで、清々しい気持ちになれますよ。