さて、先日北山五山の散策をゆる~くご紹介しましたが、その折に資福寺で遭遇した出来事をお伝えしておきましょう。

そのまえに、資福寺について簡単に説明を。
資福寺は、伊達政宗公の教育係として有名な「虎哉宗乙(こさいそういつ)」が住職を務めていた禅寺です。政宗公が「梵天丸(ぼんてんまる)」と呼ばれていた時代から学問だけではなく「主君としての在り方」を教え、名将伊達政宗を育て上げた人物だったのです。
さて、現代に戻りましょう。下の古い写真をご覧ください。4年ほど前の同じ頃に撮った資福寺の入り口です。タチアオイの赤い花が印象的で、雨の後の杉並木が鬱蒼と茂っていました。
そしてこちらが先日の同じ場所です。おわかりいただけましたか?
そうなんです。杉並木が全て伐採されていました。しかもつい最近のようです。そのあとに新しく紫陽花を移植したような跡がありました。キョロキョロしながら奥の山門まで辿りついたら、昔どおりの光景が広がっていてひと安心。でも、やはり何となく寂しさを感じたのは私だけでしょうか。
二宮金次郎さんは健在です。この方も最近お見掛けしなくなりましたね。巷のウワサでは「この姿が歩きスマホを連想させる」らしく、撤去する小学校が多いのだとか。時代の流れを感じますね。
20年近く続いている「あじさい茶店」も開催中。

「あじさい茶店」
開催日:6/22土〜6/30日 9:30-15:30
抹茶お菓子付:600円
近所の方や仙台の観光協会にも訊ねてみましたが。結局杉並木伐採の理由はわかりませんでした。2022年に境内の松の古木が倒れた時には新聞にも載ったんですが。
というわけで、何とも複雑な気持ちになってしまった北山散歩だったのでした。