貴船神社は賀茂川の水源である貴船川上流域にあります。
「京の奥座敷」とも呼ばれている貴船は、市内との気温差が5℃もあり、貴船川の上に座敷をもうけた川床料理でも知られています。
貴船神社について
貴船神社のご祭神は、本宮が高龗神(たかおかみのかみ)、結社(ゆいのやしろ)が縁結びの神様である磐長姫命(いわながひめのみこと)、奥宮が闇龗神(くらおかみのかみ)と貴船神社創建の伝説にも登場する玉依姫命(たまよりひめのみこと)です。
高龗神と闇龗神は同じ神様・水を司る龍神だといわれています。
貴船神社の創建は不詳ですが、太古の時代に玉依姫命が黄船で川をさかのぼりこの地に社を建てたことが始まりとも、丑の年・丑の月・丑の日に貴船大神が降臨したことに始まるともいわれています。
貴船神社の見どころ
貴船神社といえば石段の両側にずらっと並ぶ朱色の灯籠ですね。
ライトアップをされたときは一層美しく幻想的な景色になります。
貴船神社は絵馬発祥の地としても知られ、本殿の前には白馬と黒馬の像が仲良く並んでいます。
特に七夕の時期には色とりどりの笹飾りに彩られていて馬たちも楽しそう。
本殿前の石垣からわき出しているのはご神水。
そのご神水に浸すと次第に文字が浮かび出る水占みくじは、ドキドキ感もあって楽しいおみくじ!
本宮から貴船川沿いの参道を奥へ進むと結社があります。
結社には、平安時代の女流歌人・和泉式部が夫との復縁を願ってお参りをしたという話も伝わっていて、昔から縁結びのパワースポットとして知られていたようです。
結社には、平安時代の女流歌人・和泉式部が夫との復縁を願ってお参りをしたという話も伝わっていて、昔から縁結びのパワースポットとして知られていたようです。
可愛いお社を囲むように参道があり、和泉式部の歌碑や大きな船のような形をした「天の磐船」、願い事を書いて結べば叶うという結び文などがあります。
「天の磐船」の奥に見えているのが結び文です。
結社からもっと奥に進んだ先にあるのが奥宮です。
奥宮への参道には、和泉式部がみそぎをしたと伝わる「思ひ川」にかかる「おもひかわ橋」や夫婦円満の象徴とされる「相生の杉」などがあります。
貴船神社で最も奥に位置する奥宮本殿の真下には、闇龗神がいらっしゃるという龍穴があるそうです。
とはいっても誰も見られない、見てはいけないのですが…。
本殿横には、玉依姫命が乗ってきたという黄船を隠されたと伝わる「御船型石」
とはいっても決して触れてはいけないのですが…。
奥宮にいると身体中に清々しいパワーが注ぎ込まれるようで、とにかくすごい空間です。
それが龍穴から噴き出しているエネルギーなのか、奥宮という場所自体にある力なのか。
とにかくとても気持ちがスッキリとして力をいただいた感じがしました。
貴船神社を参拝される方の中には、奥宮までお参りされない方もいますが、それはとってももったいないです。
奥宮こそ貴船神社のパワーの源!
ぜひとも奥宮まで参拝してくださいね。
貴船神社の基本情報
住所 京都市左京区鞍馬貴船町180
本宮開門時間
- 6:00~20:00(5/1~11/30)
- 6:00~18:00(12/1~4/30)
授与受付時間 9:00~17:00
アクセス
- 最寄り駅 叡山電鉄鞍馬線「貴船口」徒歩約20分
- バス 「貴船」徒歩すぐ