粟嶋堂宗徳寺は、京都駅の西側にある小さなお寺で、祀られている粟嶋明神は女人守護のご利益があるとされています。
観光スポットとしては知られていませんが、近隣の人々には「あわしまさん」と親しまれ、皇室ゆかりの人々も訪れた由緒あるお寺。

俳句で有名な与謝蕪村も、娘の平癒祈願のために訪れました。
「粟嶋へ はだしまいりや 春の雨」という句を詠んでいます。

粟嶋堂はまた、人形供養のお寺でもあります。
ここぞという叶えたい願いごとがある時に、自分の身代わりに人形を預け、祈願してもらうのだそうです。
年間1,000件も依頼があるらしく、きっとご利益があるのでしょう。
与謝蕪村も娘の人形を預けたのでしょうか。
絵馬も、女性に合わせて優しく華やかな雰囲気です。
咲き分けの梅と呼ばれる珍しい梅が咲く場所でもあります。
駅から近いので、観光帰りや駅に近いホテルに宿泊した際には、ぜひお散歩してみてください。

粟嶋堂 宗徳寺の情報
京都府京都市下京区三軒替地町124
拝観時間:9:00~17:00