残暑はまだまだ厳しいものの、暦は秋の到来を告げ、世間は一気にお盆モードに突入。帰省する人も、迎える人も何かと気ぜわしい時期ですが、夕方になると蜩の音をBGMに何処からか盆踊りの曲が聞こえてきます。
松島の「海の盆」は2011年、東日本大震災の年に鎮魂と供養の想いを込めて始まりました。名刹「瑞厳寺」が毎年行っている「大施餓鬼会」(だいせがきえ)と灯篭流しを受け継いだものとなっています。
開催概要の補足を少々。
会場では14時頃から灯篭流しの受付が始まります。灯篭は自分で海に流すのではなく、スタッフの方が小船で沖の方まで運んで流してくれます。当日の潮の流れによって流れていく方角は異なります。その灯りは岸からも見えますが、ここは日の落ちた19時頃から運行する「灯篭流し船」に乗ってみたい所ですね。詳細はパンフレットに載っていますが、気を付けたいのは「灯篭の受付」も「灯篭流し船の受付」も”予約制ではない”ということです。
「盆踊り」は18時30分頃から始まりますが、せっかくなら浴衣で参加したいですよね。そんな方には会場から徒歩圏内に「浴衣レンタル」のお店があります。こちらは要予約なのでご希望の方は早めに連絡をしてみてくださいね。
そして15日は19:30 から、16日は20時から予定されている「供養花火」は時間にしてみれは15分ほどですが、夜の松島湾とその沖に漂う灯篭とコラボした花火は誰の心の中にも「夏の思い出」として残ることでしょう。
ただし、松島は海にとても近いところです。荒天の場合並びに松島町で震度5弱以上を計測した場合、宮城県沿岸に津波注意報が発令された場合等は中止となりますので、必ず事前に確認をしてください。