西本願寺の境内には多くの国宝や重要文化財がありましたが、周囲を取り囲む門も重要文化財などに指定されているのはご存じですか?
前回に書き忘れましたが、そもそも西本願寺は世界文化遺産に指定されています。
そして西本願寺には多くの門があり、それぞれが個性的なことでも有名です。
今回は門に焦点を当ててご紹介したいと思います。
まずは境内を書いた時に公式から拝借した図。
敷地の南側から東側にかけていくつもの門が並んでいます。
北側にも入り口はありますが門ではないので省きます。
南西側から順番にご紹介しましょう。
まずは「台所門(だいどころもん)」。
こちらは「本願寺中央幼稚園」の入り口となっていて、中は見られないのですが、こちらもお寺の門です。
西本願寺は七条通りに面していると勘違いされることもありますが、その北にある細めの通り「北小路(きたこうじ)」が本願寺の一番南で、門も北小路沿いにあります。
この勘違いから西本願寺の南側にある大きなお寺「興正寺(こうしょうじ)」も同じだと勘違いされることもあるようです。
興正寺の西にある龍谷大学も別になります。
さてその東には「大玄関門(おおげんかんもん)」。
物凄く大きな門です。
もしかしたら一番大きいかも・・・
中からも見てみましょう。
逆光で白い・・・
こちらは境内に入ると見ることが出来ます。その東には西本願寺の門の中で一番人気の「唐門(からもん)」。
派手~!!!
カラフル過ぎて目立ちますが、こちらは国宝に指定されています。
納得の存在感!
中からも見てみましょう。
中から見ても派手だった。
神社仏閣というと朱色のイメージがありますが、この原色の緑はインパクトがあります。
さて、これらの門は北小路沿いにあると書きましたが、北小路自体にも珍しいことに門があります。
いや、これが隣のお寺と一緒やって勘違いされる原因!
「北小路門(きたこうじもん)」ですが、こうやって見ると通りが細いのが分かりますね。
一応、車1台くらいは走れる幅ですが、歩行者以外は通れないようです。
そして東側に行って、観光客が一番出入りする門。
「御影堂門(ごえいどうもん)」で重要文化財に指定されています。
道路の反対側から撮りましたが、中には前回ご紹介した「目隠塀(めかくしべい)」が見えています。
こちらも中からも撮ってみました。