京都駅から真っすぐ北方向に行くと東本願寺がありますが、大通りで言うと一筋西、堀川通り沿いにあるのが西本願寺です。

東本願寺と西本願寺は同じように考えておられる方も多いと思いますが、少し宗派が違います。

東本願寺は「真宗大谷派」、西本願寺は「浄土真宗本願寺派」です。
とはいえ祀られているのはどちらも「親鸞聖人(しんらんしょうにん)」です。

この2つの寺院は教えの解釈の違いで500年ほど前に分れたと言われています。
現在はそれなりに仲良くしていますが、当時は激しい諍いがあったようです。

今回は西本願寺、ビジュアル重視で行きましょう。

こちらの寺院も見どころが盛りだくさんなので、数回に分けて書きます。
連続して書かないかもしれませんが、ご了承ください。

まずは公式から境内図を拝借。
境内の外にも関連施設がありますが、花屋町通を挟んだ北側の敷地は、主に観光客用の駐車場と関係者用の建物ですので省かせて頂きます。

ほとんどの観光客は御影堂門から入りますが、こちらは門マニア用(そんな人いる?)のブログに写真を載せます。
門を入って一番近いところに「御影堂(ごえいどう)」
国宝にも指定されている建物です。
御影堂の中も豪華で・・・
トップ画が光り過ぎたので、ちょっと控えめの写真です。
物凄く広くて煌びやかです。

次は阿弥陀堂ですが、御影堂とは渡り廊下で繋がっています。
この廊下が広くて、吊るされているものもキラキラでした。
廊下を渡りきると。
「阿弥陀堂(あみだどう)」、こちらも国宝です。

内側も撮りたかったのですが、ちょうど法事をやっていて、参列者の方々に失礼なのでやめておきました。

さていったん外へ出て、境内南側へ向かいます。
まずは旧仏飯所(きゅうぶっぱんしょ)滴翠園(てきすいえん)
左の建物が旧仏飯所です。

特に何かに指定されているわけではありませんが、寺院にとって重要な建物であるため大切に管理されています。
今はありませんが、昔はこちらと書院が渡り廊下で繋がれていたそうです。

右奥に少し見えているのが飛雲閣と一緒に造られた滴翠園という庭園です。
滴翠園は国指定文化財(国指定名勝)に指定されています。

そしてこちらが飛雲閣(ひうんかく)
屋根がチラ見えしていますが、こちらは特別公開の日にしか入れません。
2024年は1/6~3/18に終わっていて、来年については未定です。

飛雲閣は三層柿葺(こけらぶき)の楼閣国宝に指定されています。

次は「書院(しょいん)」
国宝重要文化財の両方に指定されていて、こちらも内部は特別公開の日にしか見られません。

そして最後にご紹介するのが龍虎殿(りゅうこでん)
寺務所になっていて、様々な申し込みはこちらで受け付けています。
広い受付にはお姉さんがズラッと並んでいて、観光客の対応をされていました。

行った日は物凄く暑かったのですが、冷房が効いていて休憩も出来ます。
他にも休憩所はありますが、こちらは無料のお茶が提供されており、特に赤ちゃん連れの方におすすめな綺麗なトイレもありますので立ち寄られてはいかがでしょうか?

解説少なめにするつもりが結構書いてしまった・・・
京都観光の参考になれば幸いです。


よければこちらもご覧ください。


西本願寺
住所:京都府京都市下京区堀川通花屋町下る本願寺門前町
拝観時間:5:30~17:00
拝観料:一部有料あり
その他:お車でお越しの際は境内北側駐車場をご利用ください。(駐輪場もあり)