京都府宇治市宇治山田にある「宇治神社」は、第十五代 応神天皇の皇子である菟道稚郎子命(うじの わきいらつこの みこと)がご神祭の約1000年の歴史がある神社です。

菟道稚郎子命(うじの わきいらつこの みこと)は、文教の始祖として、学業成就・受験試験合格の神様であり、この宇治の氏神として古来より崇敬されているそうです。
平等院と一対で世界文化遺産の「宇治上神社」よりも前、313年に建立した「宇治神社」は、宇治の郷の産土神として、地元で親しまれています。
 
この神社には「みかえり兎」という故事が伝わっています。
ご祭神である菟道稚郎子命が、大阪の河内から宇治に向かう道中で迷っていたとき、一羽のウサギが振り返りながら案内した、という言い伝えから「菟道」という地名がついたとされ、それがいつしか「宇治」に転化したというのが通説のようです。
境内にはうさぎのモチーフがたくさんあり、宇治神社独自のお参り方法「うさぎさん巡り」というものまであるそうですよ。

まず絵馬に願いごとを書き、本殿へお参り後、本殿を時計まわりに3周する間に3つのうさぎの置物を見つけられれば、絵馬に書いた願い以上の御利益が授かれるのだそう。 毎月1日はさらにもうひとつ、“ブロンズのうさぎ”の置物が登場するので、これはチャレンジしてみたいですよね。
三間社流造桧皮葺の本殿は国の重要文化財となっている、宇治の重要な場所。

宇治へきて、平等院と共に、宇治上神社、宇治神社とめぐってみるのは必須ですね。