長岡市役所 山古志支所
自治体・地域
新潟県長岡市山古志竹沢乙461
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山古志の暮らしの知恵「雪国の家づくり」
暮らし・仕事
新潟県・山古志
世界有数の豪雪地帯である山古志の冬は、3~4メートルもの雪がつもり地帯。冬の間の山古志一帯は、白銀の世界で埋め尽くされるなんとも神秘的な世界。
新潟の雪は、俗に言う水分を多く含んだぼた雪で、雪の重さが半端ない。
そのため、毎年の屋根の雪下ろしや家の周りの雪かき作業は、高齢化が進む山古志では大変な作業の一つになっています。
雪国の家の作りは、豪雪に耐えられるように超頑丈な作り。なぜなら、雪の重さは1立方メートル当たりで大体新雪で150kg以上だとか。
雪で埋もる1階は特に頑丈な作りになっていて、コンクリート作りで倉庫や車庫などで利用されていることが多い。
山古志での恒例の冬支度は、雪が降る前の「雪囲い」。
雪で埋まってしまう1階の窓は、ほぼこんな感じで羽目板で窓をプロテクトしています。
この羽目板にも、雪国の工夫があります。
雪国の工夫は、外壁の素材に「焼杉(やきすぎ)」利用していること。
杉板の表面を焼いて「炭化させる」ことにより、炭化層で杉板をコーティングして耐久性をプラスしています。
一年の1/4は雪に埋まってしまう外壁の炭化層は腐ることはなく、腐食のリスクから大切な家を守る昔ながらの知恵。
自然が厳しい雪国の暮らしは、昔ながらの生活の知恵の宝庫です。
ぜひ山古志へ!都会にはない知恵のある暮らしを、体験できるので!