男木島
観光・その他
高松市男木町
[地図]
休島日のおさんぽ〜男木島〜
暮らし・仕事
香川県・男木島
琴電上り方面の終点、高松築港駅で降りると、海はもうすぐそこ。
フェリーや高速艇が出航する桟橋が近くにあって、わたしはこの辺りに来ると、意味もなくふらりと船に乗って島に渡りたくなります。
普段はそんなことしないのですが、なぜか先日、衝動的に男木島への切符を買ってしまいました。
フェリーや高速艇が出航する桟橋が近くにあって、わたしはこの辺りに来ると、意味もなくふらりと船に乗って島に渡りたくなります。
普段はそんなことしないのですが、なぜか先日、衝動的に男木島への切符を買ってしまいました。
島がわたしを呼んでいたのかも。。(幻聴?)
「男木島・女木島といえば、めおん」と称されるほど人気の高い、赤と白のストライプのフェリー「めおん」に乗っていざ出発。
平日なので、船内はそれほど混んでいなくて、わたしは窓際の席に座り、ゆっくりと進んでゆくフェリーに身を任せました。
船に乗ると「急がなくていいんだ」とおもいます。
どんなに心が急いでも、船は決まった速さでしか進まない。
思えば島に移住してから「待つ」ことが得意になりました。
船を待つ時間は結構長いし、船が陸につくまでの時間もそれなりにかかります。
でもその時間がわたしにはとても心地好いんです。
読書をしながら、音楽を聴きながら、言葉を書きつけながら、想いを巡らせながら。
待つことが豊かなことだと思えたのは、船のおかげかもしれません。
平日なので、船内はそれほど混んでいなくて、わたしは窓際の席に座り、ゆっくりと進んでゆくフェリーに身を任せました。
船に乗ると「急がなくていいんだ」とおもいます。
どんなに心が急いでも、船は決まった速さでしか進まない。
思えば島に移住してから「待つ」ことが得意になりました。
船を待つ時間は結構長いし、船が陸につくまでの時間もそれなりにかかります。
でもその時間がわたしにはとても心地好いんです。
読書をしながら、音楽を聴きながら、言葉を書きつけながら、想いを巡らせながら。
待つことが豊かなことだと思えたのは、船のおかげかもしれません。
やがて見えてきた男木島の景色。
扇状に広がる家並がとても美しい。
ただ、その日は下調べもなく、あてもなく船に乗ったため、ほとんどの施設やお店が閉まっていました。
島によって曜日は違いますが、このあたりの島には休島日なるものが存在します。
休島日はアート施設やお店はお休みするところが多いので、旅をしている人は注意が必要です。
ただ、わたしはその分、日常の男木島に出逢える気がして、次の船の時間までふらりとお散歩を楽しむことにしました。
ただ、わたしはその分、日常の男木島に出逢える気がして、次の船の時間までふらりとお散歩を楽しむことにしました。
男木島は階段状の地形にぎっしりと家が並び、その間にいくつもの細い路地が走っています。
船から見えた家並も綺麗でしたが、この路地の中を歩くとなぜか懐かしさがこみ上げて、とてもノスタルジックな気持ちになりました。
自分が生まれ育った土地にはこのような風景はなかったのに「懐かしい」と感じるのは、なぜなんでしょうね。
船から見えた家並も綺麗でしたが、この路地の中を歩くとなぜか懐かしさがこみ上げて、とてもノスタルジックな気持ちになりました。
自分が生まれ育った土地にはこのような風景はなかったのに「懐かしい」と感じるのは、なぜなんでしょうね。
いたるところで猫と遭遇。
遠くから聞こえるおばちゃんたちの話し声や、何気なくのぼった神社の石段から見える景色。
ふと感じたのは、わたしは今、男木島にいるという当たり前のこと。
でもその実感って、とても大事な気がしたんですよね。
帰りの船を待つために入った待合所は、アート作品でもあります。
うつくしい文様のようなデザインが、水面に映って、これまた美しくてほっと息をつきました。
次の船を待つ間の、正味2時間の小小小旅行。
わたしにとって「待つ」ということは、日常の中にある非日常なのかもしれない。
うつくしい文様のようなデザインが、水面に映って、これまた美しくてほっと息をつきました。
次の船を待つ間の、正味2時間の小小小旅行。
わたしにとって「待つ」ということは、日常の中にある非日常なのかもしれない。
だとすれば、私の毎日は、なにもなくても満ち足りているに違いありません。
「なんにもないけど、なにもかもある」
そう感じるのはなぜかいつも、豊島をはじめとする「島」にいるときです。
とはいえ、男木島にはパンやケーキが美味しいカフェ、タコ飯が名物のおじちゃんやおばちゃんの店、歴史ある灯台やアート作品、私設図書館など、お店や観光スポットはたくさんありますから、気になった方はぜひ男木島へ。
どんな旅にも、あなただけの景色が広がっているはずですから。
「なんにもないけど、なにもかもある」
そう感じるのはなぜかいつも、豊島をはじめとする「島」にいるときです。
とはいえ、男木島にはパンやケーキが美味しいカフェ、タコ飯が名物のおじちゃんやおばちゃんの店、歴史ある灯台やアート作品、私設図書館など、お店や観光スポットはたくさんありますから、気になった方はぜひ男木島へ。
どんな旅にも、あなただけの景色が広がっているはずですから。