法雲寺 - 京都市中京区
観光・その他
京都府京都市中京区河原町通二条上る清水町364−1
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幕末ファン注目 多くの志士とゆかりのある縁切り寺「法雲寺」
まちフォト
京都府・河原町・烏丸・大宮
京都市中京区の河原町にある「法雲寺」は、浄土宗のお寺です。
縁切り、縁結びのお寺として知られますが、歴史ファン、特に幕末ファンに注目していただきたいのはこちら。
縁切り、縁結びのお寺として知られますが、歴史ファン、特に幕末ファンに注目していただきたいのはこちら。
西側には「久坂玄瑞 吉田稔麿 等寓居跡」、北側には「此南西 吉田稔麿所縁 塩谷平助宅跡伝承地」、東側には「池田屋事件 望月亀弥太終焉伝承地」とあり、石碑の横にある説明板には寺島忠三郎の名も見られます。
少々情報が渋滞していますが、久坂玄瑞と吉田稔麿は長州藩出身の勤王の志士で、吉田松陰門下の四天王とうたわれた人物です。寺島忠三郎も長州出身の志士で、久坂、吉田、寺島らは長州藩重臣の長井雅楽の暗殺に失敗し、この法雲寺で謹慎となりました。
法雲寺の近くには、吉田の下宿先であった塩谷平助の住居があったと伝えられています。
法雲寺の近くには、吉田の下宿先であった塩谷平助の住居があったと伝えられています。
望月亀弥太は土佐藩出身の志士で、海援隊の隊員でしたが、池田屋事件で命を落としました。吉田も同じく池田屋事件で死亡し、久坂と寺島は禁門の変(蛤御門の変)で死亡しました。
地味に多くの幕末の志士とゆかりがある法雲寺。建物に挟まれた奥に境内があり、それも含めてなかなか面白いスポットです。