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京都の花街を象徴する先斗町歌舞練場

まちフォト
京都府・河原町・烏丸・大宮
舞妓さんや芸妓さんが日々お稽古に励み、舞を披露する先斗町(ぽんとちょう)歌舞練場。
木屋町通りを歩いていると、歌舞練場の建物がドーンと現れます。

この景色は、とても京都らしいといつも思います。
建物が完成したのは昭和2年。劇場建築の名手と呼ばれた木村得三郎氏の設計だそう。
2011年には市民が選ぶ文化財にも選ばれています。

タイルがたくさん使われた外壁が印象的。構造自体は鉄筋コンクリートだそうです。

右側には、鴨川をどりと書かれた入り口が見えます。
催し物はこちらから入るみたいですね。

鴨川のほうから見た建物。
屋上にある鳥居は「稲荷権太夫明神」で、11月には先斗町の年中行事「お火焚き」が行われるそう。
また写真では見えづらいですが、屋根には先斗町を守る鬼瓦もあり、先斗町のシンボル的存在だということがわかりますね。
木屋町通りから、鴨川から、それぞれに近代建築の姿を楽しめます。
先斗町歌舞練場の情報
京都市中京区橋下町130