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【寿老人】行願寺(革堂)

観光・レジャー
京都府・行願寺(革堂)
行願寺は通称を革堂(こうどう)といい、地元の方からは「こうどうさん」と呼ばれて親しまれている寺院です。
寛弘元年(1004)に行円上人(ぎょうえんしょうにん)によって創建されました。

革堂という通称の由来
ある時、行円上人が山の中で鹿を射たところ、その鹿のお腹には小鹿がいたのです。
自らの殺生を大変後悔した上人は、殺してしまった鹿の皮を衣にして成仏を念じ、肌身離さず身に付けていたことから「革聖(かわひじり)」と呼ばれるようになります。
そして、上人が創建した行願寺も革堂と呼ばれるようになったということです。

初め一条小川にあった行願寺は、度重なる戦乱や火災で焼失しますが、民衆の篤い信仰を受けて何度も再建されてきました。
現在の地に移ったのは、宝永5年(1708)の大火の後です。
行願寺(革堂)の見どころ
行願寺の山門は、レトロなカフェや楽しそうな雑貨屋などが並んだ寺町通りに面しています。

山門をくぐると、正面に見えるのが本堂。

ご本尊は千手観音像で通常は非公開となっていますが、毎年1月の初観音の日に公開されているほか、秋にも公開されています。
本堂の左側には、縁結びや夫婦円満のご利益がある愛染堂・都七福神めぐりの寿老神堂・鎮宅霊符神がお祀りされている鎮宅霊符堂などが並んでいます。

寿老神堂の前には、七福神が勢ぞろい!

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七の付く日なら特別な寿老神御朱印がいただけます。

もっと奥にはあるのは、百体地蔵尊や加茂大明神五輪塔です。
行願寺の境内はそれほど広くはないのですが、いろいろなお堂がギュッとつまっていてにぎやかで楽しい雰囲気でした。

蓮の花とフジバカマ
行願寺は夏の蓮の花と秋のフジバカマでも有名なお寺です。
境内の参道わきに所狭しと並んだ蓮が、夏になると一斉に咲きそろいます。
境内の参道わきに所狭しと並んだ蓮が、夏になると一斉に咲きそろいます。

10月の中旬には行願寺を中心に藤袴祭が開催されます。
寺町通り一体にフジバカマが並び、いつもとはまた違った素敵な景色となる催し。
寺町通り一体にフジバカマが並び、いつもとはまた違った素敵な景色となる催し。

行願寺では藤袴グッズなども販売されるそうです。
にぎやかでほっとする行願寺。
寺町通りに出れば素敵なお店めぐりもできます。
ちなみに私のおすすめは一保堂茶舗です。
一度は足を運びたい老舗日本茶専門店🍵
— そうだ 京都、行こう。事務局【JR東海公式】 (@souda_kyouto) 2023年5月3日
📍一保堂茶舗 京都本店(@ippodo_tea_jp)
本店にある喫茶室では京都の和菓子とお茶を楽しめます!
声をかけるとお茶の淹れ方や点て方を丁寧に教えてくださるので初心者でも安心🙌
テイクアウトのカップもとっても可愛いんですよ〜😌局員#そうだ京都行こう pic.twitter.com/up3eODvpJW
ほかにも昭和レトロな建物が素敵なケーキ屋さん・村上開新堂やかき氷で有名な二条・若狭屋などなどたくさんあります。
寺町通りのおすすめスポットはまたの機会にじっくりと紹介しますね。
寺町通りのおすすめスポットはまたの機会にじっくりと紹介しますね。
行願寺(革堂)の基本情報
- 住所 京都市中京区寺町通竹屋町上る行願寺門前町
- 電話 075-211-2770
- 境内自由
- 拝観時間 8:00~16:30
アクセス
- 最寄り駅 京阪「神宮丸太町」徒歩約15分・市営地下鉄「京都市役所前」徒歩約8分
- バス 「河原町丸太町」徒歩約5分