福島県いわき市にある、国宝「白水阿弥陀堂(しらみずあみだどう)」。
紅葉を見たいという、義母のリクエストで訪ねてみました。
美しく色づいた紅葉の参道。その奥に、白水阿弥陀堂は佇んでいました。

建立1160年。
建立当初は極彩色に彩られた、煌びやかなお堂だったとか。
それが、千年近い歳月の間、風雨に磨かれ、彩色は剥がれ落ち、正に真髄だけが残った姿に。
静寂、不動、そして余計なものがそぎ落とされた美を感じます。
周辺は秋たけなわ。

少し遅めの紅葉に彩られ、山や木々、そして池。
周囲の景色と調和し、一体となったお堂の姿美しさは、真に日本の美。
心にまっすぐ入っていきます。
紅葉が終わればすぐに冬。
雪景色の阿弥陀堂も、美しいことでしょう。