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じんちゅーさんが紹介されていた、曽木の滝を是非見たくなり、行ってみました。

曽木の滝は、雄大な自然が作りだしたすばらしい滝で、絶景を存分に楽しめましたが、心をわし掴みにされたのは、近くにある曽木第一発電所の導水路跡です。
曽木の滝から少し下流に移動すること、50メートルくらい。

第一発電所の水路跡は、川沿いの遊歩道になっており、貴重な歴史遺産である水路を歩いて見学することができます。
丁寧に組み上げられた、分厚いレンガ。
そして、硬い岩盤をくりぬいて作った洞窟。

今から120年ほど前の明治40年(1907年)、牛尾銅山や近隣の町に電力を供給するために作られた、曽木発電所。

発電の動力となる水を流した通路の跡は、非常に頑健。
当時の技術者たちの熱意や見識の高さを知ることができます。
コケ蒸した壁は均一で表面が滑らか。
水流の勢いを妨げません。
壁面に積まれたレンガの厚みも、ハンパないですね。
今のような重機がない時代、これだけの水路を作るのは大変だったでしょうね。
明治後期、先人たちが本気で日本を富国に押し上げようとた熱意を感じます!
そして、この丸い放水路跡から眺める、川内川の景色の美しいこと!

かつては、ここからの放水で発電タービンを回したんですね。
ですが、今は歴史を感じる苔蒸した姿に。

先人たちが残した歴史遺産は、景色が美しい映えスポットとしても私たちを楽しませてくれます。

差し込む光も幻想的。

丁寧に作られた素晴らしい遺構に触れ、先人たちの熱意に触れた思いがしましした。