今年、前厄。気づけば1月半ば…節分までがベストといわれる厄払いに行ってきました。三が日はなかなかお祓いするまで行き届かないものの、それが過ぎると少し神社から足が遠のき。タイミングを掴むのがなかなか難しい。

佐賀市といえばやはり佐嘉神社が有名ですが、市内にはほかにも見所たっぷりの神社がちらほら。貸し切り状態で、ひっそり、でもきちんと厄祓いしたい!という気持ちもあり、選んだのが「与賀神社」。おもに神武天皇のご祖母であ豊玉姫命が祀られています。何やら周辺には鳥居が続いていて、それがこの神社の参道で、約900mにも渡るんだとか。そして最後の三の鳥居(写真1枚目)は、室町時代後期~江戸時代初期に栄えた石造文化の中でつくられた「肥前鳥居」と呼ばれるもので国の重要文化祭に指定されています。

そしてこの石橋も。橋の下では悠々と鯉が泳いでいます。市内中心部に近い場所ですが、何だか奥ゆかしくて美しく、時が止まったかのような少し不思議な空間。

推定樹齢1,100年ほどといわれる大楠。「佐賀の名木・古木」、保存樹として認定されています。たくましく、神社を包み込むようにそびえ立っています。

中には恵比寿神社も。毎年1月9、10日は「十日恵比須」が開かれ、大変賑わいます。

佐賀市といえば、街中に恵比須様の像があり、その数は日本一といわれています。佐賀のシンボル的存在でもある恵比寿様の神社ということで、旅行客で訪れる方も多いのではないでしょうか。

中で前厄祓いをしていただきました。同じ時間帯に他の方はいなかったので、贅沢に、1人で独占した厳かで高貴な時間。丁寧に儀式を行っていただき、気持ちも晴れやかになりました。

御守りを身近につけ、“厄”と対峙しつつ、強く気を持ち。改めて新年のはじまりを感じ、スタートした瞬間となりました。

立派な楼門、こちらも国の重要文化財。コンパクトながら各所に見所が散りばめられた神社でした。御朱印を頂き損ねたので、また参拝の機会に入手したいと思います♪
【与賀神社】
場所:佐賀市与賀町2‐50