文明開化により、日本にも鉄道が開通しました。
鉄道はザンギリ頭と並ぶ、日本近代化の象徴と言えるかも知れません。

ここでは『藤澤浮世絵館』で展示されている、浮世絵と鉄道について少しばかりお話ししますね。
「東京高輪海岸蒸気車鉄道の図」(三代広重)
新橋と横浜を繋ぐ蒸気機関車を描いた錦絵(浮世絵の一種)です。

注目ポイントは、石垣の堤の上にレールが敷かれていること!
鉄道用地確保の関係でやむを得ずこうなってしまったようですが、海の上を走る蒸気機関車にはロマンを感じずにいられません。
海上を走る蒸気車の再現模型もありました。
横浜の高島町を通る蒸気車。
文明開化の拠点地・横浜は、やはり異国情緒が漂っていますね。

左上の枠内は運賃表になっています。
浮世絵だけでなく、当時の路線図や
時刻表なども展示されていました。

日本の鉄道誕生期まで遡ることができるので、浮世絵に興味のある方はもちろん、鉄道ファンの方にもオススメです。
気になる方は『藤澤浮世絵館』へGO♪