楼門を出ても見どころがたくさんあります。

下鴨神社の参拝者、特に若い女性に大人気の「相生社(あいおいしゃ)」。
いつも参拝の行列が出来ています。

最強の縁結びの神」ともいわれる「神皇産霊神(かみむすびのかみ)」が祀られています。
恋愛はもちろん、様々な人の縁が結ばれるといわれているので、営業職や接客業の方にもお薦めです。

でもこちらが恋愛の神様といわれるのは、隣にある不思議な木が理由だと思われます。
連理の賢木(れんりのさかき)」です。

2本の木が絡み合うかのように伸びており、それは隣に祀られている神様のお力ではないかと言い伝えられています。
そのため「京の七不思議」ともいわれています。

さて、南へ行く前にちょっと東の脇道へ。

こちらには「奈良殿神地(ならどのかみのにわ)」と呼ばれる、ちょっとした林が広がっています。
昔は神事で使われていたそうです。

中には入れないのですが、道沿いにこんなものを見つけました。
目薬の木」です。

・・・何?これ?

調べてみると、西洋医学が入ってくる前まで薬として使われていたそうです。

主に樹皮や葉を乾燥させて煎じて使います。
点眼すると目の病気に、飲むと肝機能の改善が期待できるそうです。
この木は元々、比較的暖かい地域に生息しており、秋になると紅葉します。
新鮮な葉は天ぷらにして食べることもあるそうです。

漢方薬みたいな感じかな?

さて、元の場所まで戻って南へ向かいます。
直ぐに二の鳥居が見えますが、その手前に・・・
さざれ石」です。

京都の神社、さざれ石が多くない?
君が代に歌われているからかなぁ。

そしていよいよ「二の鳥居(南口鳥居)」。
楼門が近く見えますが、建物が大きすぎて・・・
実際は意外と距離があります。

二の鳥居を出て直ぐに「手水舎」。
御手洗・直澄(ただす)」です。

大きな手水舎が2つ並んでいます。
船の上に置いてあるようなデザインです。

このすぐ傍には休憩所。
さるや」です。

ここまでで下鴨神社の敷地、北から1/3ほど。
こちらは敷地のほとんどが「表参道(糺の森)」なのです。

しかし表参道も、ただ道があるわけではありません。
まだまだ見どころがあります。


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賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)
住所:京都府京都市左京区下鴨泉川町59
参拝時間:6:00~17:00
参拝料:無料 (特別拝観は団体のみ、要予約)
その他:西参道鳥居付近に有料駐車場あり