吉田山の東側にある神楽岡町。
この付近には、知る人ぞ知る、大正期建設の住宅群が存在します。
案内板は、吉田山山頂にあるカフェ茂庵のものですが、茂庵の下に住宅街が描かれているのがわかります。
谷川住宅群と呼ばれる家々で、京大の創立とともに、大学教授の借家として作られたのだそう。建築は、谷川茂次郎という実業家。茶人でもあり、カフェ茂庵は谷川茂次郎がこの辺一帯に建てた茶室の名残だそうです。
谷川住宅群へは、長い階段を登ります。
京都にまだこんな場所があったのかというような、静かな空気に包まれていました。現役で使われている住宅群なので、こちらも静かに登っていきます。
振り返ると、大文字山が見えました。
22軒残る住宅のうち、14軒は国の登録有形文化財だそうです。
本当にひっそりとした場所。京都にもまだまだ静かな土地があると感じました。
茂庵の場所
※訪れる際は、茂庵を目印にしてください。
京都市左京区吉田神楽岡町8












