横浜美術館では「ピタゴラスイッチ」や「だんご3兄弟」の産みの親、佐藤雅彦氏の創作活動を特集した展覧会「佐藤雅彦展 新しい(作り方×分かり方)」が開催されていました。(2025.6.28〜11.3)

展覧会は大盛況のうち終了となりましたが、当記事では筆者の体験から展覧会の様子をほんの少しご紹介したいと思います。
さて、まず目にとまったのはグランドギャラリーに聳え立つ、複数の白いゲート。
「×3」「+5」など、演算子と数字が書かれていますね。
チケット売り場の目の前にあり、真っ先に視界に飛び込んできました。

このゲートの名は『計算の庭』。
潜ったゲートの通りに計算を行い、合計が”73”になれば庭から出られるというもので、いわば計算脱出ゲームです。
『計算の庭』には、首から札を下げて入ります。
ここに書かれている数字からスタートです!

尚、私の選んだ”8”はおそらくイージーモード(笑)
庭の中には二桁の大きな数字を選んだ猛者もいました。

ちなみに途中式が分からなくなった時は、庭の中にあるパソコンに札をかざすとここまでの途中式と合計が表示されるので安心です^^

「5分で出てやるぞ!」と意気込んで庭に突入した私ですが、意外にも苦戦して庭の中を彷徨い・・・
7分52秒かかって、やっと脱出成功!
悔しいですが、まずまずの結果でしょうか?

脱出すると、途中式が全て印刷されたものを貰えました。
日付、開始時刻、終了時刻、所要時間も印字された、世界に一つだけの記念品です。

「佐藤雅彦展」は終了してしまいましたが、横浜美術館の企画展はどれもユニークで前衛的。
12月からは、日韓の現代美術の特集がスタートするそうですよ。

独特なアプローチの展覧会は、これからも目が離せません。
開館時間 10:00〜18:00(入館は17:30まで)
休館日 木曜日