なんとなく、多くの人が学生時代に勉強した覚えがあるであろう、儒教を説き、日本に普及させた偉人、「孔子」。国内には孔子に纏わる施設が栃木、岡山にもありますが、九州はここ、佐賀県多久市に。
それが「多久聖廟」です。昔、奥まで入ったことがあり、静寂に中に佇む建物の厳かさ、それでいて自然に馴染む姿が印象的で、四季によってそれぞれの雰囲気を楽しめるスポットとしても知られています。今回は、秋探し!
多久市観光案内所奥をメインに、色づいた紅葉を吟味しながら散策。儒学の祖である孔子を祀ることから、「学問の神様」がいるともいわれており、受験前は多くの学生で賑わうんだとか。ここでは合格祈願のグッズも販売されています。
ちなみに、先ほどの案内所の向かいを奥に進むと、孔子廟へと続きます。
ん?孔子…?と思い近づくと、違った、こちらは多久4代領主の「多久茂文氏」。多久聖廟を創建した人物です。
“聖学華開き文教の風薫る”というワードが素敵。筆者は小雨が降る合間に立ち寄ったこともあり、物産館を過ぎ、三年山遺跡あたりを通ってまた駐車場に戻るという短いコースを進みました。
真っ赤な葉から、ほんのりとグラデーション調に色づいたものまで、さまざま。いくつか持ち帰り、家にあったクリアファイルを活用して子どもたちと“しおり”にしました。短い秋の葉と空気を一瞬切り取り、閉じ込めた1枚。いい記念になりました。
簡単に語り切れないような深い歴史と伝統が受け継がれる多久聖廟。でも付近を気軽に、ふらっと散策するのもおすすめです。
スポット:多久聖廟付近
URL:ホームページ












