奥出雲町にある金言寺(きんげんじ)には樹齢700年といわれる大きなイチョウの木があります。樹高約33m、幹周り5.7mで、島根県と奥出雲町の天然記念物に指定されています。
また、紅葉時の黄金に輝く大イチョウと、一見お寺に見えない金言寺の茅葺屋根の本堂が重なる風景は高く評価され「島根景観大賞」を受賞しています。
11月中旬に訪れると、すでに約半分が落葉していました。
それでも、落葉した葉も黄色に輝いて趣深い風景を作り出していました。
それでも、落葉した葉も黄色に輝いて趣深い風景を作り出していました。
お寺の本堂の茅葺屋根に落ちた葉も風情ある風景を作り出していました。
以前、ここに連れてきていただいた方へのお土産に1つ買いました。
実は、ここ金言寺の大イチョウは、前に広がる田んぼに水を張り、そこに写る逆さ大イチョウ、または鏡大イチョウという演出が有名で、他にはあまり見られない大イチョウを見に多くの観光客が訪れていました。
しかし、現状は稲刈り後の草が生えた田があるだけになっていました。
聞けばコロナ以降、田んぼに水を張るのをやめたそうです。それは大イチョウを見守る会の担当者の高齢化により負担が大きくなった等、いくつかの理由があるそうですが、唯一無二と言えるこの光景が見られなくなったのは非常に残念です。
できればボランティアに頼るだけでなく、県や町にとっての重要な観光資源である大イチョウを、なんとか資金や労力を提供してでも守っていただきたいと強く思いました。












