横浜山手西洋館で開催中の「世界のクリスマス2025 山手の丘で7つの国をめぐる」。
期間:2025年12月1日(月)〜25日(木)
時間:9:30〜17:00(金・土曜日は18:00まで開館)
*開催期間中無休
期間:2025年12月1日(月)〜25日(木)
時間:9:30〜17:00(金・土曜日は18:00まで開館)
*開催期間中無休
「旧山手68番館」のクリスマスは、フィリピンがテーマとなっています。
(装飾:フィリピン共和国大使館)
キリスト教徒の多いフィリピンでは、クリスマスは9月から準備が始まるというほどの一大行事。
「世界一長いクリスマス」とも称されています。
12月16日から24日までの9日間は、午前3時〜5時くらいから「早朝ミサ(シムバン・ガビ)」を行う文化もあるのだとか。(もはや夜中!)
フィリピンでは、「パロル」というオーナメントが定番。
「ベツレヘムの星」をモチーフにしたとされる星型のランタンで、クリスマスには欠かせない装飾品だそうです。
室内には、ゴールドを基調にした神々しいクリスマスリースが。
こんなに金色の割合が多いのに華美になりすぎず、厳かな美しさを感じます。
そして中央にある天使の人形は、羽根やドレスの作りがとても繊細です。
素材は植物の繊維や皮のように見えますが・・・
フィリピンでは実際に、廃棄されるバナナの茎を活用して衣料品などにしているそうです。こちらもそんなアップサイクルの一つかもしれません。
クリスマスツリーの装飾もゴールドが多めで、大人っぽい印象です。
定番のボール型に紛れて、ユニークな形のオーナメントもちらほら。
イエスを囲むマリアとヨセフ、そして黄金、乳香、没薬を携えた3人の博士。
キリスト降誕の場面を表現する「ベレン」も見応え抜群です。
ちなみに、「ベレン」はスペイン語。
16世紀から300年以上もの間、フィリピンはスペインの植民地でした。
その背景から、フィリピンの言語や文化にはスペインの影響が強く残っており、キリスト教もその一つだそうです。












