上京区にある上御霊神社。正式名は御霊神社ですが、寺町通にある下御霊神社に対して上御霊神社と呼ばれています。

境内に入って目に付くのがりっぱな舞殿…と思いきや、舞殿風の拝殿なのだそう。
下は、拝殿の奥にある本殿。応仁の乱勃発の地となった上御霊神社において、社殿の多くが焼失するなか、本殿が唯一焼け残ったのだそうです。現在あるのは、昭和49年に復元されたものとのこと。
上御霊神社は、怨霊を神として祀る御霊信仰発祥の神社です。日本三大怨霊の一人とされている崇道天皇(早良親王)をはじめ、八柱の御霊が祀られています。

境内にはかつて井戸水が湧いていましたが、地下鉄工事で水が枯れてしまったのだそう。そして今年2025年、採掘工事によって再び水が湧くようになりました。
手水舎までつないでいる井戸水を、ご神水として参拝者も利用できます。

上御霊神社の情報
京都市上京区上御霊竪町495
参拝時間:9:00~17:00