博多川を歩いていると、大きなモール敷地内に小さな神社を発見しました。
こちらは「鏡天満宮」と言って、菅原道真が上陸した際に自らの姿を鏡に映したと伝えられ、江戸時代に奉納された鏡が祀られた神社です。
この神社が川沿いにあるのは、【渡唐口跡】があるからです。
ここは唐の国へ渡る船の発着場所の跡地だからです。
昔の博多の地形は、今より海が内陸に入り込んでいて、大きな船が横付けできたことで、遣唐使によって、朝鮮半島や中国大陸との行き来が盛んだったそうです。つまり貿易の拠点だったのですね。
大型商業施設の博多リバレインモールとホテルオークラの間にある小さな神社で、最初見た時はびっくりでしたが、歴史の流れがこの場所を大きく都会にしたのがわかりました。
この辺りは、川沿いを歩くと、とても気持ちいいので、散策する人も多かったです。すぐ近くが川端商店街、そして天神へ抜けるので、ビジネス街でもあります。博多川には船頭さんに案内され船に乗ることもできる場所もあり、喉かな雰囲気と激しい交通量ととても不思議な空間です。
大都会の真ん中のオアシス。
気持ちの良い朝を迎えました。












