大衆酒泉テルマエ広島本通り紙屋町泉が12月2日にグランドオープンされたので早速予約して行ってみました。

広島県では初出店。扉を開けた瞬間、思わず笑ってしまいました。
ここは居酒屋のはずなのに、目に飛び込んできたのは銭湯のような壁画や飾り。壁のタイル風デザインや番台を思わせる造りに、日常からふっと切り離されたような感覚となりました。

予約して訪れた日は満席。席の間隔はややコンパクトで、にぎやかな声が行き交っていました。それでも不思議と落ち着くのは、この銭湯風の空間が持つ懐かしさのおかげかもしれません。
メニューは「壱の湯」「弐の湯」「参の湯」と分かれていて、選ぶ時間も含めて楽しく注文した料理はしっかりした味わいでした。
印象に残ったのは、ドリンクの楽しみ方。店員さん任せではなく、自分で蛇口をひねる場面があり、最初は少し緊張しましたが、次第に楽しくなってきます。私はカープ酒泉を選びました。アセロラベースで、中央に配置されている炭酸や水で割って飲むペースも自然。飲み放題の種類によって体験が変わり、プレミアム酒泉では鍵を使って特別な蛇口から注げるのも、ちょっとしたワクワクポイントでした。
もう一つ思わず目を奪われたのが、檜の風呂桶を思わせる器で登場する料理。店内を見渡すと、店員さんが風呂桶を抱えてあちこちの席へ向かっていて、「あれは何だろう?」と自然と視線が集まります。気になってメニューをのぞいてみると、フライドポテトやさつまいもチップスがその桶に盛られて運ばれているとのこと。料理が運ばれるたびに、あちこちのテーブルから歓声が上がるのも納得です。

実際に運ばれてきたフライドポテトが入った桶は、想像していた以上の存在感。テーブルに置かれた瞬間、場の空気が一気に明るくなり、思わずカメラを向けたくなる迫力があります。見た目だけで終わらないのがうれしいところで、揚げたてならではの香ばしい香りと、ホクホクとした食感もしっかり楽しめました。想像以上の迫力で、思わず写真を撮りたくなる一品でした。
このお店は、お酒を片手に料理をつまみながら、まるで湯上がりに一杯やっているような気分。周囲のお客さんも自然と笑顔になっていて、初めて訪れたのにどこかなじみの店に来たような安心感があります。

静かに語り合うというより、ワイワイ楽しみたい日にぴったりのお店。仲間と肩を並べて、非日常の空間を共有する時間は、きっと良い思い出になると思います。
「今日はちょっと気分を変えたいな」そんな夜に、ふらりと立ち寄ってみてほしい一軒です。
〈大衆酒泉テルマエ 広島本通り紙屋町泉〉
住所:
広島県広島市中区紙屋町1-6-1 紙屋町ガレリア 2F
電話:
082-298-6700
営業時間:
月~金・祝前日 16:00~翌0:00
(料理L.O. 23:00/ドリンクL.O. 23:30)
土・日・祝日 12:00~翌0:00
(料理L.O. 23:00/ドリンクL.O. 23:30)
定休日:
年中無休(※年末年始を除く)
予約について:
営業時間外の予約:ネット予約可
ネット予約受付:来店当日23時まで
(※曜日・コースにより締切が異なる場合あり)
営業時間外でも電話問い合わせ可