-氷が溶けないうちに-
長崎市の眼鏡橋近くにある「ひとやすみ書店」さんでアイスコーヒーを注文した。
その日は冬にしては気温が高く、長崎市内散策をして乾ききった喉が冷たい飲み物を欲していた。
店主さんが持ってきてくださったアイスコーヒーを一気に飲み、残りが少なくなったところで、私は本を読みにこのお店に来たのだということを思い出した。
ドリンクを注文した人だけが利用できる席に座っているため、ドリンクがなくなると席を移動しないといけない。
今のうちに私のお気に入りのお店のお気に入りの席で、お気に入りの本を読んでしまおう。
氷が溶けないうちに。