紫雲山頂法寺「六角堂」は、聖徳太子が創建したお寺で、 「西国三十三所」の礼所の一つであり、いけばなの池坊発祥の地として知られます。
本堂の形が六角形であることから古くから「六角堂」の通称で親しまれてきました。
ですので、地元京都でも「頂法寺」と言っても通じないかもしれないので注意が必要です。
山門を入って右側にある「へそ石」は「要石」とも呼ばれ、京都の中心であるといわれています。
森見登美彦さんの『有頂天家族』では、「へそ石様」という狸が化けているという設定になっていますね。
街中でビルに囲まれたこじんまりとしたお寺ですが、聖徳太子に西国三十三所に池坊に有頂天家族にと情報量の多いスポットでもあります。
このように正面や横から見ても六角形には見えません。本当に「六角堂」であることを確認したいという方は、隣接するオフィスビル「WEST18」の展望エレベーターに乗れば上から一望できますよ。