秋保大滝不動尊【東北三十六不動尊二十九番札所】
観光・その他 宮城県仙台市太白区秋保町馬場大滝11   [地図]
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Kousan222
2024-04-29 17:54
華やかなお囃子と舞で春の訪れを告げる「秋保の田植踊」はユネスコ無形文化財に登録されています。
観光・レジャー 宮城県・仙台市太白区 秋保
観光・レジャー 宮城県 仙台市太白区 秋保
春、というよりも初夏と呼んだ方が良いような4月最後の祝日、仙台市太白区の秋保大滝不動尊で春の例大祭が行われ、秋保地区に伝わる「田植踊り」(馬場の田植踊り)が奉納されました。
秋保里センター(観光案内所)に詳しい資料や動画がありますよ。
あまり聞きなれないかも知れませんが、田植踊(たうえおどり)というのはその年の豊作を祈って行われるもので、きらびやかな衣装をまとった早乙女(さおとめ)が田植えの様子を模した踊りなどを行います。宮城県の代表的な民俗芸能で、特に秋保の三地区(馬場・長袋・湯元)それぞれに伝わる田植踊りは総称して「秋保の」田植踊り」と呼ばれ、その希少さからユネスコ無形文化遺産に登録されています。
弥十郎(やんじゅうろう)役の男の子は小鈴のついた投頭巾、背中に蕪菜紋(かぶらなもん)の広袖を着て、黒の股引に手甲をつけて踊ります。大人がそれに合わせて唄、笛、大太鼓・小太鼓で囃します。
女の子たちは「早乙女」(さおとめ)となり美しい衣装を纏ってゆっくりとしたリズムで舞い踊ります。
新緑をバックに美しい衣装が映え、賑やかなお囃子とともに演目が進んで行きます。
本来は桜の花が咲く頃に踊られるのですが、最近は桜の開花が早く、なかなか花の下で踊るという訳にもいかないようです。
こんなに華やかな舞台なんですが、たまたまこの日に秋保大滝を見に来て「あら、お祭りやってるのね」と気が付くといった方がほとんど。確かに地元に伝わる地元の子供たちが継承している伝統芸能なんですが…。ちょっともったいない気がします。
大役を終えた子供たちは、舞台から降りると普段の子供らしい表情や仕草に戻っていました。
演目が終わったあとに秋保大滝の滝見台に行ってみると、こちらも豪快な滝音とともに新緑の季節に変わろうとしていました。
Success!