仙台の観光地の中でも、青葉城址や瑞鳳殿と並ぶ名所の大崎八幡宮。正月のどんと祭で行われる「裸参り」は全国的にも知られています。
その周辺の八幡町には、古くから人々の心に深く根ざした言い伝えが息づいています。そのひとつが、鶏橋(にわとりばし)の物語です。
この歴史ある物語を彷彿とさせるかのように、現在の大崎八幡宮では、5羽のチャボが飼育されています。神聖な境内を自由に歩き回り、時折「コケコッコー!!」と鬨の声をあげて参拝客を和ませる姿は、まるで昔、絵馬から飛び出した鶏の再来のようです。鳥は八幡様のお使いといわれているらしいです。
「鶏橋」は車なら大崎八幡から5分もかかりません。しかも片側の欄干にしかニワトリのレリーフは彫られていません。その欄干から下を覗くと、謎の石像があります。
もし鶏橋を訪れる際には、車を止める場補がないので気を付けてくださいね。近くのコンビニに置くか、徒歩で向かうかどちらかだと思います。橋の上に立てば、もしかしたら昔の人々が感じた自然の神秘を感じられるかも知れません。そして、大崎八幡宮で暮らすチャボたちにも是非会ってみてください。特に干支が酉年の方。大崎八幡宮は酉年の守り本尊です。お参りすれば酉年の守護神が温かく迎えてくれるでしょう。