10月に入ってから聞きなれない言葉が仙台市内を飛び交っています。
「センダイヘンジだって」「センダイヘンジなんだ」…?センダイヘンジ?
「天文台が予測」?っていうことは気象に関係がある?
どうにも気になるので調査してみました。
とりあえず天気が回復したので駅前にでてみます。
ロフトの左側を真っ直ぐ行くと…
一直線の道がありました。
この道は南町通りへと続いています。遥か遠くに見えるのが青葉山です。
仙台市の中心部は、道路が碁盤の目のようになっていて、南町通りの他、広瀬通や青葉通などの大通りもみんな同じ方向(青葉山の方)を向いています。
そのため、これらの通りでは太陽が道路の向こう側、ちょうどビルの谷間に沈むということになります。その角度が2月と10月になると、ビルの間にピッタリ納まるらしいんです。
こうした特別な景色を「センダイヘンジ」と名づけて楽しもうという動きが起きているようです。現に地元のテレビ局や新聞社などではこぞってXに投稿しています。

「ヘンジ」とは聞きなれない言葉ですが、その由来は、イギリスの巨大な石が立ち並ぶ遺跡、世界遺産の「ストーンヘンジ」らしいです。ここでは夏至の日に、遺跡の中心から見るとちょうど入り口の2つの石の間から太陽が昇るため、毎年大層な盛り上がりになるのだそうです。
またアメリカ・ニューヨーク州のマンハッタン島では、高層ビル街のいわゆる摩天楼の間に沈む期間限定の夕日が「マンハッタンヘンジ」として注目されているのだそうで。仙台はこれに乗っかったワケらしいんです。
センダイヘンジの「映え時」の予想を仙台市天文台が出してくれました。

▶おすすめの観察場所と時間
・マーブルロードおおまち 10月12日~10月18日 16:30頃
・南町通 10月19日~10月26日 16:20頃
「センダイヘンジ」は、年に2回しか見られない貴重な現象。この現象を通して太陽をより身近に感じてほしい」と仙台市天文台からのコメント。10月の次は2月。仙台市中心部に夕方いらっしゃる方は、このセンダイヘンジ、注目してみてはいかがでしょうか。
交通量の多い所ではくれぐれも走行中の車両に気を付けてくださいね。