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『旧門司税関』
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観光・レジャー
福岡県・門司港
明治45年〜昭和初期まで、税関として利用された煉瓦作りの建物。
『旧門司税関』は、国際貿易港として栄えた門司港にとって欠かせない存在でした。
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設計は、明治時代の建築家BIG3のひとりである妻木頼黄(つまき・よりなか)&建築技師の咲寿栄一(さくじゅ・えいいち)が手掛けました。
空襲の被害を受け、一時は倉庫として利用されたこともありますが、復元工事は展示室や喫茶スペース、憩いの場として愛されています。
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ルネサンス様式に則って建てられたこの庁舎は、1・2階が吹き抜けになっていて開放感があります。
門司港の中でも古い建物だけあって、西洋の様式美に魅せられた頃の日本独特のムードが漂っています。レトロ感が強い!
ちなみにこの階段を登った先は、ギャラリー(企画展)になっています。
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がらんと広い空間に、格子窓から太陽光がレース越しに差し込んできます。
シンプルな窓が規則正しく並んでいるかと思いきや、よく見ると山型になっていたり、太い格子が十字架のように見えたり・・・。
たまらないバタ臭さ!
ずっと見ていられます。
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窓からの眺めがまたたまらないのです。
幸運にも、跳ね橋があがってレトロクルーズ船が通過する瞬間を目撃しました。
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左手がレトロ展望台、右手が大連友好記念館。
取手を見ると、窓は両開きになっています。
開き窓って、ロマンチックだと思いませんか?
ワンピースを着た少女が、両手でパッ!と開け放ち、風で髪をなびかせる姿が脳内に浮かんできます^^
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テラス席のパラソルと、太陽を反射する水面が眩しいです!
この窓の格子も、シンプルだけれど一癖あっていいですね。
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1階には税関の展示があります。
違法薬物の不正取引方法や、ブランド品のレプリカの見極め、輸入してはいけないもの、警察犬の紹介・・・いい勉強になりました。
レプリカと本物の見分けがつかないのは、レプリカが精巧に作られているから?はたまた、私の審美眼に問題があるからでしょうか???
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同じく1Fには、「モーン・デ・レトロ」というカフェがあります。
私がいただいたバナナシェイクは、バナナの甘みを存分に生かしたひんやりスイーツ。トッピングの焦がしバナナがまた美味しいのです♪