『英国アンティーク博物館BAM鎌倉』の4Fには、まるで人喰い花のように大きな蓄音機があります。

その蓄音機はこちらです!
正面に立つと、本当に吸い込まれてしまいそうな迫力・・・。

隣のオルガンと比較しても、この大きさ!口径はなんと93センチです。
しかし、すごいのは大きさだけではありません。
実はこの蓄音機、「蓄音機のロールスロイス」とも称される特注品。
高級蓄音機メーカーの「エキスパート社」トップのモデルで、まさに世界最高峰の蓄音機なのです。

ホーンには、英国の国花である薔薇が描かれています。

根元の方にも。

ちなみに音声ガイドを利用すると、この蓄音機から流れる「ビッグ・ベンの鐘の音」を聞くことができます。
そしてこの音は、エリザベス女王が生まれた年もの。つまり1926年・・・約100年前のチャイムなのです。
深く重厚な音をぜひ聴いてみてください。
この部屋には他にも気になる楽器があったので、少しご紹介しますね。

蓄音機の横にあるパイプオルガンも、デコラティブ。
インテリアとしても目を惹く存在です。

王室御用達のメーカー「ジョン・ブロードウッド・アンド・サンズ」のピアノにも、美しい装飾が施されています。

電気のない当時は、譜面台の横に蝋燭を灯していました。
私だったらうっかり楽譜を燃やしてしまいそうですが(笑)、優雅な貴族はきっとそんなそそっかしいことはしないのでしょう^^