今日は、今 日本国内で最も攻めている本屋さんと評判高い 天狼院書店(てんろういんしょてん)さんをご紹介します。
関東の方にしかないと思っていましたが、九州ではなんと福岡にあるではないですか!迷わず行きました。

◆コンセプトは「READING LIFEの提供」
いきなりすみません(笑)
私のイメージとしては、本を仕入れて並べ、購入されるのを待つ。それゆえに、店員は本を選ぶ客の邪魔をしちゃいけないので、必要以上に話しかけない。むしろ居心地のいい環境作りに注力する。
勿論、それだけではないかもしれませんが、私はそういう印象を持っています。
しかし、今回する書店・天狼院書店さんは「READING LIFEの提供」という概念を提唱しています。これは「本の先にある体験までも提供するということ」を意味するようです。
これは新しい発想だと思いました。確かに写真を楽しんでいるように見えて、実は写真が上手くなりたいという欲求がどこかにあるのかもしれません。
また、この書店は、店員さんが声をかけ、探している本を一緒に探してくれたりするのは勿論、提案も色々としてくれます。
それによって顕在的なニーズのみならず、顧客が自分でも意識はしていなかったが、「そうだよ、それが欲しかったんだよね」という潜在的ニーズまでも一緒に探ってくれます。勿論上記のように実際に習得したいスキルがあるならば講座を紹介する。これはありがたいことだと思います。
仮にそういう本が見つからなかったとしても、自分では意識していなかった視点や方向性がわかる。それだけでも大きな収穫です。
また、この書店内では、定期的な読書会の開催も行われています。
これだけでも、従来とは全く違うビジネスモデルが仕込まれた書店さんというのがわかります。それを聞いた一顧客としては、やはりワクワクしてしまいます。


なお、こちらの店主さんは本を三冊も出版されています。興味深いので、購入しました。
なかなかパンチの効いたタイトルですね…。
しかし、中身はまっとうなマーケターのビジネス冒険小説です。
◆「いつまでもいていい」? カフェスペースの居心地の良さはハイレベル
書店内には、カフェスペースがあります。
食事もできますし、お酒のメニューもあります。
食事もできますし、お酒のメニューもあります。
お店の公式HP自ら「空いていれば、いつまでもいていい」と書いています。
大丈夫ですかね(笑)
なかなかメニューも豊富です。
普通のカフェ、食堂としての利用もありだと思います。




◆「秘本コーナー」は必見!!


この書店には、「秘本コーナー」というものがあります。
詳細は上記の写真の通りですが、要するに「外見もタイトルも秘密だけど、読むに値するイチオシの本」です。
いいですね!ワクワクしますね。
しかも、どのような内容であっても、書店イチオシの本ですから、安心して購入したくなります。
他には「読継本」というものもあるそうです。
外から見ると中身のわからない読継本。黒いカバーに踊るコピーを見ながら、買う一冊を見つけよう!
以下は引用です。
天狼院に新しいサービス「読継本(よみつぎぼん)」が誕生する。これは、一冊の本をめぐって、それを読みつないだ人達が読書を共有し、SNSやオフラインで新しい縁を紡いでいく、新しい読書体験である。
今まで、本は折ったり書き込みをしたりしたら、手放す際には無価値なものとして扱われてきた。しかし、そういう本こそが読継本になる。人が手を加えていくことにより命を吹き込まれた読継本は、さらに沢山の人が手を入れることで価値を増していく。読継本のサービスを考案した海の出版社の三浦氏に読継本の魅力を伺った。外から見ると中身のわからない読継本。黒いカバーに踊るコピーを見ながら、買う一冊を見つけよう!
引用ページ:
読書体験の軌跡を共有することで新たな縁と感動が繋がる「読継本」誕生《WEB READING LIFE》
非常に興味深い本屋さんでした。
福岡の天神にお寄りの際は、是非ともイチオシの書店さんです!