少し戻りますが、参道の途中に立派な神社があります。
こちらは末社ではなく独立した「桃山天満宮」です。
参道がライトアップされているようで、あちこちにケーブルが・・・

結構立派な境内です。
中に入るとすぐ右には・・・
なで牛」です。

なで牛は数多く見ましたが、こちらが一番やさしいお顔立ち。

奥に行くと「本殿」です。
菅原道真公」が祀られています。

この天満宮の最初は1394年、ここより300mほど東に祀られていました。

1594年に伏見城が作られた際に周辺に大名屋敷が建てられ、その一人である前田利家が「自分の祖先は菅原道真公だ!」と言い、天満宮の隣に屋敷を建てたといいます。

その後に伏見城は廃城され一時は管理者不在で天満宮は荒れ果てていましたが、何度か移転した後に、こちら御香宮神社の境内に1964年に移されて現在に至ります。

境内には伏見城の名残が・・・
かなり無造作に残石が置かれています。
すぐ近くには末社の「老松社」「白太夫社」「紅梅殿」。
鳥居を出て、入り口方向へ少し行くと「大杉大明神」もあります。
お社のすぐ後ろにある樹木が、ご神体であり御神木です。

参拝の際にはこちらも立ち寄ってはどうでしょうか。


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桃山天満宮(御香宮神社内)
住所:京都府京都市伏見区御香宮門前町173
社務所:9:00〜15:00 (営業日時は不規則なのでサイトで確認)
参拝料:無料
その他:御香宮神社の駐車場をご利用ください