境内を更に奥へ向かうと「楼門」があります。
鮮やかな朱色が印象的で、もちろん重要文化財です。

楼門前にある橋は「玉橋」。
通れなくなっていました。

すぐ隣に別の橋があるので、そちらを渡って楼門へ行きます。

ところで普通ならば、鳥居の正面に本殿があり、同じ向きで建物が建っていることが多いです。
しかしこちらは、真っすぐではないのです。

公式から境内図を拝借。
真ん中あたりに二の鳥居が書いてありますが、その奥の楼門とは角度が違います。

そして境内図には上が北だと書かれていますが、おそらく偏角での表示です。
マップを見ると北北東に見えます。

その理由は本殿の背後が神山で、拝む際に神山に向かって手を合わせられるようにしているためです。

楼門をくぐると「中門」が見えます。
こちらも重要文化財。
本殿」と「権殿」は国宝でこの奥にありますが、見えているところまでしか行けません。

参拝のためにぎりぎりまで行くと、右に「棚尾神社」。
中門にくっついて祀られています。
そしてこちらも重要文化財。

参拝を終えた後、いったん楼門を出て塀沿いに東へ(本殿に向かって右方向)へ行きます。

奥まで行くと「新宮神社」と「山尾神社」があります。
傍まで行ってもあまり見えませんが、新宮神社も重要文化財だそうです。

ところでこの近くに「伊勢神宮遥拝所」がありました。
普通ははっきりと方向が分かるものがあるのですが、なんか看板だけ。

すぐ右にある謎の床は何か関係あるのでしょうか。
妙なところです。

境内は以上です。
あと参道奥にもまだまだ見所があります。


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上賀茂神社
住所:京都府京都市北区上賀茂本山339
参拝時間:9:00~17:00
拝観料:無料(一部有料あり)
その他:専用駐車場あり