中国地方最高峰で標高1709mの大山(だいせん)は、大山隠岐国立公園に指定されている風光明媚な山です。
鳥取県西部地方や島根県東部一部地域の人にとっては、どこからでもその雄姿を眺められる守り神のような存在で、人々は親しみを込めて「大山さん」と呼んだりします。

四季を通じてさまざまな表情が見られる大山ですが、自然豊かな景色を楽しみたい人にとっては、何と言っても春の新緑と秋の紅葉の季節が最高です。

今回は国道181号線を通って岸本町から枡水高原までを紹介します。
岸本町から見た大山です。
大山は見る角度によって、岸本町のように北側から見る大山は、伯耆富士と呼ばれるように美しい富士山型の形に見えますが、反対の南側や西側から見ると台形をしていたり、東側から見るともっと違う複雑な形に見えます。
もし、伯耆富士としての姿を見たいなら北側から眺めるのがおすすめです。
植田正治写真館の横を通ってどんどん上っていくと、大山の頂上が近く大きくなってきます。
車で10分ほど走り人気の観光スポット「みるくの里」が近づくとますます頂上がクローズアップされて迫力を感じます。
振り返ると日本海、弓の形に曲がった弓ヶ浜半島、その向こうに島根半島がきれいに見えます。
濃厚なソフトクリームで有名なみるくの里は、雪が積もる冬の間は休業し3月中旬~12月上旬のみの営業です。
みるくの里入口の向かいには牧場があり、春から夏の間は放牧中の牛達がいますが、11月に入りて寒くなると牛舎に帰ってしまうので見られません。
さらに車で5分走ると枡水高原(ますみずこうげん)に着きます。
2023年は11月13日に初雪が降りいきなり40cmも積もったので、頂上付近にはまだ雪が残っていました。
枡水高原は雪のない時期は天空リフトが楽しめます。11月になると12月からスキー場になるので天空リフトと反対側にスキー用のリフトが準備され下草も刈られています。
枡水高原は、8月からずーっと咲き続けるマツムシソウの群生地でもあります。
雪の大山をバックに今年最後の花が咲いていました。
いよいよ大山に冬到来です。
大山 枡水高原 高原リフト(春期~夏期)
住所:鳥取県西伯郡伯耆町大内桝水高原1069-50
電話:859-52-2228

ますみず高原スキー場(冬期のみ)
電話:0859-52-2235

上記に以外の連絡先
大山観光案内所(大山情報館)
住所:鳥取県西伯郡大山町大山
電話:0859-52-2502
営業時間:8:00~18:30