「航空祭 」は東松島市に拠点を持つ「航空自衛隊松島基地」で8月の下旬に毎年行われるイベントです。全国から多くの航空ファンが訪れ、昨年は5万人以上の観客でにぎわいました。目玉はやはり「ブルーインパルスの展示飛行」。航空祭前日の24日には「東松島夏まつり」が開催され、こちらでも展示飛行が行われるので、2日間に渡ってブルーインパルスを見る事が出来ます。
「ブルーインパルス」の正式部隊名は「第4航空団飛行群第11飛行隊」。主な任務は自衛隊の広報活動。世界の名だたる曲技飛行隊の中でも、技術に優れたチームとして知られています。東京オリンピックの時に開会式で見たことのある方もいらっしゃるのでは?
入場は無料で、普段は見ることの出来ない現役の戦闘機や基地の設備を間近で見ることが出来るうえ、さまざまな屋台やキッチンカーが並び、イベントも充実して大人も子供も楽しめます。
ただし、基地内は日影がほとんどないので、熱中症対策は万全にしていってくださいね。
【アクセス】
松島基地の最寄り駅はJR仙台石線の矢本駅。来場者用の駐車場は用意されていないので、公共交通機関を使うことになります。JRでは当日臨時列車も運行していますが、おそらく仙台から下り列車に乗ればかなりの混雑が予想されます。そこで地元民のアドバイスをひとつ。
矢本駅は石巻駅からアクセスするとほんの20分足らずです。仙台駅前から石巻駅前まで宮城交通の高速バスが出ているので、一旦石巻駅前までバスでゆったりと移動して仙石線に乗りましょう。ちょっと遠回りになりますが、混み合う電車に長時間揺られるよりも体力温存できます。帰りも同じように乗り換えると確実に座って仙台に戻れます。
矢本駅はホームが狭いうえ、ホーム柵等もついていません。混雑時にはくれぐれも気を付けてください。
石巻に住んでいた頃は練習機が飛び立つ音は日常茶飯事でしたが、航空祭でしが観れられないものがあります。午後3時近くの閉会時間になると次々と空から戻って来たブルーインパルスが一機ずつ高度を下げながら機体を左右に揺らして「ありがとう。バイバイ」の挨拶をしてくれるんです。
この「あいさつ」を見たい方は少し早めに会場を出て少し基地から離れた道路脇に待機していると良いかもしれません。※天候等の関係でやらない場合もありますにで、その際はご了承ください。