「十八成浜」「長渡」…。おそらくこの地名は石巻で生まれ育った人にしか読めないのでは。   ※「くぐなりはま」「ながづら」と読みます。

そんな「難読地名」と呼ばれる住所は各地にたくさんありますが、先日フリーペーパーに仙台市の「ちょっと変わった地名」ランキングが載っていたのでご紹介しましょう。
1位:鼻毛(はなげ・泉区)
2位:御霊下(おたまやした・青葉区)
3位:弁当(べんとう・宮城野区)

いづれもかなりインパクトのある地名ですが、せっかくなので自宅から一番近かった「弁当」へ現地調査に行ってみる事にしました。
正式には「弁当二番」というらしくGoogleマップにもちゃんと表示されます。近くには「弁当三番」という地名もあります。「一番」だけ無いのが不思議ですね。
加茂皇大神社前までは路線バスが走っていました。(1日1便ですが)その周辺を結構広範囲で歩き回ってみましたが「弁当」の文字を発見することは出来ませんでした。そういえば電信柱等についている住居表示版は「字(あざ)名」までは入らないんでしたね。
図書館で調べてみると、かつて仙台藩の足軽たちがこの場所で弁当を広げたのが名称の由来なのだとか。『弁当一番』を中心とした「仙台東部道路」の西側は住居表示により『福田町南2丁目』になっているらしいです。だから一番が無いんですね。
ここでお弁当やさんを開いたら話題になるだろうなあと思いましたが、結構交通量が多いので難しいかも。
由緒がありそうな加茂皇大神社にお参りをして、リベンジを誓おうと思いましたが「次は鼻毛に行ってみようか」とあらたな野心が芽生えてしまいました。
行けたら書きます。「鼻毛篇」