2025年1月、福岡市東区にある複合施設アイランドアイで朗読劇「ハダシのカッちゃん」が上演されました。
主演は俳優の村田雄浩さん。
作家の室積光さんの絵本を原作に脚色された本作は、村田さんや室積さんの実体験も交えた作品となっていました。
村田さん演じる主人公と転校生の少年との交流を中心に、ストーリーはやがて戦争の歴史を今に伝える展開に広がっていきます。
終演後には出演者たちが登壇しアフタートークが行われました。
戦場では戦って戦士した兵士より飢えや病気で亡くなった兵士の方が多いこと。
そうした兵士たちの遺骨が今も遠い外国の島に眠っていることなどが語られ、そうした歴史を「ハダシのカッちゃん」を通して伝えたいというメッセージが印象的でした。
最後に本作を今後も上演していきたいという思いも語られていました。
戦後80年、もし街の近くで「ハダシのカッちゃん」が上演されることがあれば、ぜひ観劇してみてください。
どんなに時間が流れても、決して忘れてはならないことが本作では描かれています。